最初に私たちが行った作業は「壁の撤去」です。破壊なくしては創造は生まれない!!ということで、こんな感じでハンマーを使って不要な壁をバンバン壊して行きました。
とりあえずハンマーで壊してみる
二人でめっちゃハイテンションで壊して、なんとも爽快な気分でストレス発散しましたが、終わってみると無残な姿に(笑)
こんな感じ(笑)ちなみに、これは悪い見本です!!良い子は真似してはいけません。
綺麗な壁の壊し方
後日、茅葺やら家づくりやらをしている友人に壁の壊し方を聞いたところ、このように言われたのでした。
「基本的に、家を壊す時は、作る時の逆の過程をたどるときれいに壊せるよ」
つまり、例えば、この家の壁の場合、
1.下地を入れる
2.そこにビス(or釘)で石膏ボードを打ち付ける
3.ビス(釘)穴をパテ埋め
4.壁紙貼り
の順になっていたので、この逆の順で壊していくと、きれいに撤去できます。
つまり
1.壁紙をはがし
2.ビス(釘)頭のパテを削り取り(ビスや釘はたいてい同一ライン上にあるので、一つ見つけたらその縦または横の直線状に探していくと楽)
3.ビス(釘)を抜き
4.ボードの境目にバールを入れてボードを外す
これで、思いのほか綺麗に取れます。上手くすれば再利用も可能です。
※ただし、パテで見えない釘とかビスが埋まっていて綺麗にはがれない場合があります。その時はやむなく破壊してしまうしかないでしょう。
こんな感じですね☆中央の長方形のボードのようにパカッと取れます。(良い写真が見つからないので、とりあえず、この写真で。しかし、こんなにキレイに剥がせるとは最初は思ってもみませんでした!笑)
キレイに壊すことは、処分の手間が省けて、掃除も楽というだけでなく、建材を再利用できるという大きなメリットがあります。実際にこの後、この壁の下地材君たちが活躍してくれました。
※余談ですが、この家の和室の壁は、砂壁(繊維壁?)+モルタル(プラスター?)+石膏ボードが接着していた状態でした。(参考:ボロ家復活作戦! 砂壁を壊す)通常、砂壁だけだったら、水を吹きかけてスクレーパーで削れば取れるのですが、モルタル部分はそうもいきません。(濡らした方が壊しやすいけど。)そうなるともう破壊するしかありません。
■壁撤去に使った工具たち
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破壊のみなら、これだけでも十分力を発揮してくれます。ただ、効率よく作業を進めたい場合は、やっぱりバールは必需品です。これだけだと、ネール部分がボードとボードの間や下地との隙間に入ってくれないので、まず、穴を開けて、そこから引っぺがすという作業になってしまいます。(ネールが反っているので、隙間に入れようとしても、グリップの端が壁に当たって入らないのです。)
【Amazon】土牛 DOGYU Sバールシリーズ Sバール 300mm
【楽天】土牛(DOGYU)Sバール 300mm
壁の撤去だけを考えると、もう少し大きいものの方が、テコの原理を利かせられるので楽です。でも、天井の撤去や狭い部分の作業がある場合は、これくらいの方がメリットがあるかも。
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主に釘を抜く時に使用しました。もう一つ小さいサイズ(150mm)もあるので、これは好きな方を選ぶのが良いと思います。この小さいバールは地味に活躍してくれるので、持っていて損はありません。
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壁を壊すだけなら、電動ドライバ(ドリルドライバ)でも十分ですが、どうせDIYやるならインパクト買っときましょう!コードレスの方が断然楽ですが、他にもリノベをやる予定がなければ、コード付きので良いと思います。(使用頻度が高くなければホームセンターの安いのでもOKでしょう。実際に僕も使ってます。)
いやいや、自分は本格的にやりたいから、コードレスが良い!!というのであれば、これくらいが良いかと☆
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こいつは、バッテリーの持ちも良いし、トルクも十分だし、少し予算張っても良ければおススメです!パワー調整が出来るのも◎(ちなみに、値段の差は性能の差にはっきり表れるので、本格的にDIYで家や家具などを作っていきたいという方は、2~3万円台のものを揃える方が良いと思います。)
壁を壊すのは意外とカンタンです!もし、これからDIYで壁を抜きたいけど、自分で出来るかどうしようと迷っている人は、ぜひトライしてみて下さい!
ちなみに、家庭から出たとしても、石膏ボードは産業廃棄物になるので注意が必要です!僕たちは処理処理を、近くの便利屋さんに頼みました!詳しくはこちらの記事をどうぞ☆